マックスバリュ東海 第3四半期営業利益は40.1%増

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 マックスバリュ東海(静岡県)が1月12日に発表した2024年2月期第3四半期決算(連結2023年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比4.6%増の2,723億円、営業利益は前年同期の14.2%減から大きく伸ばして40.1%増の87億円とした。

 第3四半期連結累計期間は、新たに6店舗を開店し、5店舗で改装を実施。時間帯に応じた品揃えや鮮度・出来立て商品の訴求といった基本の徹底に力を入れ、デリカ商品の拡充や、冷凍食品の品揃え拡大に向けて冷凍ケースの入替を51店舗で実施するなど、成長カテゴリー商品の販売強化に努めた。また、食料品の値上げに伴う節約志向の高まりに対しては、火水曜市や感謝デーなど得意日の販促強化、低価格・高品質な商品の提供、食べきり・使いきりに適した小容量商品の品揃え拡充にも取り組んだ。

 生産性については、レジ精算の利便性向上や関連業務の削減に向けてキャッシュレスセルフレジ導入を223店舗まで拡大したほか、気象予測データを活用した生鮮食品の自動発注支援システムを全店の農産部門に導入。発注精度の向上による在庫量の適正化を進め、発注業務の負担軽減によって生産性の向上につなげた。

 売上総利益は6.8%増の728億円。また、営業総利益も6.5%増の785億円となり、3.4%増となった販管費698億円を吸収した。

 通期の連結業績については、営業収益で2.5%増の3,600億円、営業利益で2.9%増の106億円を見込んでいる。

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