スーパーバリュー、ロピアHDから39億円調達 改装費用や運転資金に

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 食品スーパーおよび食品スーパーとホームセンターの複合業態を展開するスーパーバリューは2月6日、親会社のロピア・ホールディングス(HD、川崎市)を引受先とする第三者割当増資を実施し、約39億円を調達すると発表した。

 払込期日は2月24日。今回の増資引き受けによってロピアHDの出資比率は51.62%から66.60%に高まる。スーパーバリューは調達する資金のうち23億円を既存店の改装およびロピアHDと共同開発するモデル店舗の開発、16億円を運転資金に充てる。

 同社は2022年8月にもロピアHDを引受先とする第三者割当増資を実施、ロピアHDの出資比率が33.17%から51.62%に高まり、子会社となっている。

 埼玉県が地盤のスーパーバリューは、22年2月期に営業損失8億円、純損失8億円を計上。23年3〜11月期も営業損益と純損益が14億円の赤字となっており、銀行から債務返済の猶予を受けるなど財務内容が悪化している。

 ロピアHD傘下のロピアは、神奈川県を地盤に、首都圏と関西で65店舗(22年2月時点)の食品スーパーを展開しており、グループ全体の売上高は22年2月期で2469億円となっている。

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