スーパーバリュー

ロピア傘下で、収益向上と再生を図る

スーパーバリュー世田谷松原店

埼玉県、東京都、千葉県で食品スーパー(SM)とホームセンター(HC)を併設した複合型小売店舗と、SM単独の小売店鋪、計33店舗を展開する。2022年2月期の売上高は前年度比で9.6%減の720億円、営業損益は8億円の赤字になるなど、この数年、業績が伸び悩んでいた。

そうした中、22年2月にディスカウントSMを展開するロピア・ホールディングス(HD)が主要株主からスーパーバリューの株式を取得、33.17%を出資する第2位株主となっていた。さらに7月15日に、ロピアHDを引受先とする第三者割当増資を実施すると発表。これにより、ロピアHDの出資比率は33.17%から51.62%に高まり、スーパーバリューはロピアHDの子会社となった。

今回の第三者割当増資で、スーパーバリューは約23億円の資金を調達し、借入金の返済に5億円を充てるなど財務内容を改善する。また、システム投資に約5億5000万円を充て、基幹システムの刷新や一部店舗でのPOSシステムの入れ替えを進める。また、業務提携に関しては、ロピアのPB商品や同社の生鮮加工センターを通じて生鮮食品を導入、商品力の強化を図る。新しい店舗フォーマットの開発も検討する。

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