双日子会社の双日モビリティ(鹿児島市)は24日、東京・お台場の商業施設内にキャンピングカー販売店をオープンした。アウトドア人気や新型コロナウイルスを機とした生活様式の変化で、キャンピングカーの需要は高まっているが、高額で敷居が高いイメージが強い。幅広い価格の商品をそろえ、ファミリー層などの需要開拓を狙う。
店内にはトヨタカスタマイジング&ディベロップメント(横浜市)の協力を得て開発した、商用車「タウンエース」がベースの日常使いしやすいキャンピングカー「リベロ」(約400万円)など3台を展示。さまざまな利用シーンを想起できるよう、キャンプやリモートワークなどに合わせたグッズもそろえる。
キャンピングカーは旅行のほか、移動できる医療病床、オフィスなど用途が多様化している。双日モビリティは3年後をめどに年1000台のキャンピングカー量産を目指す。