双日、インドで消費財・食品卸事業に参入、現地スタートアップに出資

2022/01/21 10:39
    Pocket

     総合商社の双日は1月20日、インドで卸売プラットフォームを運営するスタートアップ企業、インテリジェント・リテール・プライベート・リミテッド(ベンガルール)が実施した第三者割当増資を引き受け、同国で消費財・食品の卸売事業に参入したと発表した。

     2019年に設立されたインテリジェント・リテール社は、「RIPPLR(リップラー)」と呼ぶ卸売プラットフォームを開発・運営している。同プラットフォーム上に受注管理や販売実績管理、在庫管理のシステムを構築しており、小売業からの注文受付から配送までのデジタル管理を可能にした。また、メーカーと情報を共有し、販売・配送状況をタイムリーに把握できるようにした。

     双日は12年にベトナムで現地の消費財・食品卸を子会社化しており、インドでも卸売事業の拡大を図る。

     インドの小売市場は25年までに世界第3位の規模に成長すると見込まれる一方、小売店舗数は零細店舗を中心に1400万を超えており、流通構造の効率化が課題となっている。

    記事執筆者

    ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

    株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室では、日々の流通・小売業関連のニュースを配信するほか、メールニュースなどを通じてDCSオンラインユーザー様とのコミュニケーションを行っております。

    関連記事ランキング

    関連キーワードの記事を探す

    © 2024 by Diamond Retail Media

    興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
    DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

    ジャンル
    業態