【米CVSケアマーク】 ブラジルの中堅ドラッグストアを買収、海外初進出

2013/02/15 00:00
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 米ドラッグストア大手のCVSケアマークは2月6日、ブラジルの中堅ドラッグストアを買収したと発表した。同社にとっては初の海外進出となる。

 

 買収したのはDrogaria Onofre社で、本部のあるサンパウロ市を中心にドラッグストア44店舗を運営。売上高ではブラジル国内で8番目の規模を持つドラッグストアだという。

 

 CVSケアマークのラリー・メルロー社長兼CEO(最高経営責任者)は、買収を明らかにした決算発表の会見で「ブラジルはヘルスケアと医薬品の売上が今後10年間、2ケタ成長を続けると見込まれる魅力的な市場であり、小規模事業者が数多く存在していることから、我々には今後大きな成長機会がある」と語った。

 

 米ドラッグストアでは最大手のウォルグリーンが昨年夏、ヨーロッパ大手のアライアンス・ブーツの株式の45%を取得。3年以内に残りの株式を取得できるオプション付きで買収額は約70億ドルという大型M&Aだった。

 

 CVSケアマークは全米に約7400店舗を展開しており、ライバルのウォルグリーンに比べると非常に小さな海外進出の第一歩となった。

 

 なお、同社が発表した2012年12月期の業績は売上高が前期比15.0%増の1231億ドル、純利益は12.1%増の38億ドルだった。ドラッグストア部門、薬剤給付管理(PBM)部門ともに好調で、ドラッグストア部門の既存店売上高は5.5%増だった。

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