【セブン&アイ】業績下方修正、特損計上で純利益は56%減の400億円に

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 セブン&アイ・ホールディングスは3月2日、2010年2月期の連結業績予想を下方修正した。百貨店事業に関わるのれんの減損損失約400億円や店舗資産の減損損失、店舗閉鎖に関わる引当金などを特別損失として計上することから、純利益は前期比56.7%減の400億円となりそうだ。昨年9月1日に発表した従来予想では18.0%増の1090億円としていたが、百貨店と総合スーパーを中心とする販売不振で店舗収益力が落ち込んでいることが新たな特損計上につながった。

 売上高に不動産収益などを加えた営業収益は9.4%減の5兆1200億円、営業利益は20.2%減の2230億円を見込む。

 セグメント別の営業利益はコンビニエンスストア事業が1830億円(14.2%減)で05年2月期以来5年ぶり2000億円割れ、スーパーストア事業は前期から半減の125億円(49.5%減)、百貨店は赤字すれすれの10億円(94.5%減)、フードサービス業は28億円の赤字(前期は29億円の赤字)、セブン銀行の健闘で金融事業が唯一前期比プラスの295億円(15.8%増)となりそうだ。

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