【ツルハ】初の海外進出に向けタイの現地大手企業と提携
ドラッグストア大手のツルハホールディングス（札幌市）は10月13日、タイの大手企業サハグループと業務提携することで合意した。
サハグループは化粧品、日用品、食品などの製造を行うほか、消費財の流通部門も持っている。中核会社のSPI社は東南アジアでドラッグストア「BALANCE」を展開する。
ツルハはSPI社から化粧品、トイレタリー製品などのプライベートブランド（PB）「BSC」の供給を受けると同時に、日本製のミネラルウォーターや乾電池などを「BSC」ブランドで開発し、サハグループ企業に供給する。また、共同でPB開発に取り組むほか、ツルハのPBをSPI社に供給する。
サハグループとの業務提携を機に、来年早々にはタイに駐在員事務所を開設、タイを含む東南アジアでの出店を前提とした市場調査や分析を行う。東南アジアでの出店はサハグループとの合弁になる可能性もあるが、初の海外進出となるだけに出店の時期や場所については「慎重に見極める」としている。
