【米ウォルマート】コンボ型スーパー「ウォルマート・マーケット」の出店加速

2011/06/20 10:44
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 米ウォルマート・ストアーズは食品スーパーとドラッグストアを組み合わせたコンビネーションストア「ネイバーフッド・マーケット」の名称を「ウォルマート・マーケット」に変更、出店を加速させていく。6月14日にシカゴで開かれた投資家向け説明会で、ウォルマート米国部門のビル・サイモン社長兼CEO(最高経営責任者)が明らかにした。

 

 同社は今期、ウォルマート・マーケットを90~100店舗新設、2013年度までに店舗数を300店に増やす。ウォルマート・マーケットの店舗規模は延べ床面積ベースで平均3900平方メートル。主力業態のスーパーセンターに比べて3分の1ほどのサイズだが、スーパーセンターより都市部などでの出店余地が大きい。

 

 同社は店舗規模が約1400平方メートルとさらに小型の食品スーパー「ウォルマート・エクスプレス」を6月上旬、2店舗オープンしたが、サイモン社長によれば売上げは「非常に好調」だという。1、2号店はアーカンソー州の本部から近い田舎町への出店だったが、3号店は7月にノースカロライナ州リッチフィールドでオープンするほか、シカゴでの出店計画もある。

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