トライアル 小売大変革!

生鮮進化、リテールDX、高速出店、協業、上場…

 全国でスーパーセンター(SuC)を主力フォーマットに店舗展開しながら、「リテールDXの実現」をめざしてデジタル活用によるサプライチェーンの効率化や顧客体験の向上を図ってきたトライアルホールディングス(福岡県/亀田晃一社長:以下、特集内では原則として「トライアル」と表記)。同社は今年3月、東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、今後のさらなる成長加速に向けた大きなエンジンを手に入れた。

 足元では、ここ数年力を注いできた生鮮強化の取り組みが部門間連携という新たなフェーズに入りつつあるほか、SuCに小型店を加えたマルチフォーマットでの出店も本格化し、新規エリアを含め出店スピードも加速。一方、リテールDXの取り組みはこれまでの卸やメーカーにとどまらず、大手ITベンダーや通信会社など、手を組む企業や業種はより多様化している。

 商品も、店も、そして“仲間”も増やしながら、トライアルはどこへ向かうのか。上場という歴史的イベントを経た、成長の行く先を展望する。

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