シップス、EC売上100億円へ!自社EC比率も現在の20%から倍増を目指す秘策とは

2022/10/06 05:55
    西岡克(フリーランス)
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    セレクトショップのシップス(東京都/三浦義哲社長)は、今期11月にもスマートフォン専用アプリ「SHIPS 公式アプリ」をリニューアルして自社ECを強化、ユーザビリティ(使い勝手)を向上させ、ワントゥワンマーケティングを促進させる。同社に愛着を持つロイヤルカスタマーを増やす。前期(2022年2月期)のEC売上高は100億目前となり、現在約20%を占める自社EC比率を中期的には4割程度に引き上げたい考えだ。

    2018年にサイト統合後、EC売上が成長軌道に

    シップス公式サイト
    公式サイトトップ

     シップスは基幹レーベル「シップス」(メンズ、ウイメンズ、キッズ)とエントリー客向けの「シップス エニィ」の2つのレーベルを軸にセレクトショップを展開。現在全国に約80店舗を構えている。20222月期の売上高は2115052万円。

     EC事業は当初ZOZOTOWNを始めとするいくつかのECモールサイトに出店するだけだったが、2010年に自社ECをスタート。現在の展開ECサイトはZOZOTOWN、自社ECに加え、タカシマヤファッションスクエア、iLUMINEMAGASEEKamazon、マルイウェブチャネル、アンドモール、Rakuten Fashionと広がっている

     自社EC2017年にECサイト構築支援会社ecbeingのシステムを使用する形で刷新。2018年には自社ECとコーポレートサイト、オウンドメディアのメールマガジンサイト「SHIPA MAG」を統合し、メディアECサイト「シップス公式サイト」(https://www.shipsltd.co.jp/)として集約した。

     2018年のサイト統合によって、それまで3つのサイトに分散していた情報発信、集客、販売を同時に行うことで、回遊性はもちろんコンテンツマーケティングの付加価値が高まり、EC売上はコロナ初年度の売上急伸の反動減に見舞われた前期を除き、基本的には対前期比3040%の伸びで成長している。

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