「シンガポールでも差別化をもって戦わずして勝つ」（松本忠久）

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　こう話すのはウエルシアホールディングス（東京都）取締役副社長の松本忠久氏だ。

　同社は2017年3月にシンガポールの企業であるBHG Holdings Pte. Ltdと現地に合弁会社Welcia-BHG（Singapore）Pte. Ltd.を設立。17年11月に「Welcia BHGブギスジャンクション店」（売場面積77坪）、17年12月に「Welcia BHGノースポイントシティ店」（同61.7坪）、18年7月に「Welcia BHGウィステリアモール店」（同94坪）を開業した。

　現地法人の経営戦略は、（１）以差別化不戦而勝（差別化をもって戦わずして勝つ）、（２）新店出店パッケージの標準化、（３）商圏別モデル店舗の確立の3つ。「以差別化不戦而勝」はウエルシア薬局（東京都）の社訓でもある。

　「ウエルシアの戦略の要は『差別化』。シンガポールのほかのドラッグストアにはない独自の品揃えと販売力の醸成により、『Welcia BHG』のブランド確立をめざす」と、Welcia-BHG（Singapore）Pte. Ltd.のマネージングディレクター（代表）を務める松本氏は話している。