【Jフロント】旧そごうを大丸心斎橋店北館として11月開業、関西最大規模に

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 大丸、松坂屋を傘下に持つJ.フロントリテイリングは11月14日、セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武(旧ミレニアムリテイリング)から買収したそごう心斎橋本店を大丸・大阪心斎橋店「北館」としてオープンする。現在の大丸心斎橋店の売場面積は本館・南館を合わせて約3万7500平方メートルだが、4万平方メートルの北館を合わせると約7万7500平方メートルとなり、関西の百貨店では最大規模となる。

 「北館」では直営売場をあまり増やさず、ショップ(専門店のテナント)中心の売場構成とすることで少人数の社員でのローコスト運営を目指す。従来の百貨店よりも都心型ショッピングセンターとしての要素を強めており、同社では「都心型ハイブリッドSC」と呼んでいる。

 「北館」ではこれまで対応が不十分だった10代後半から30代半ば向けのブランドを大幅に拡充し、新たな顧客層の取り込みを狙う。同時に主要顧客層である40~60代向けのブランドも増やす。

 「北館」の投資額は379億円の買収費用を含めて計420億円。2010年度で250億円の売上高を目指す。

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