22年6月15日号 コンビニの新成長源!
コロナ禍で多くの食品小売業が特需に沸いた一方、逆風に苦しんだ業態がコンビニエンスストア(CVS)です。そんなCVSが今、その反転攻勢に向けて大きく動き出しています。これまで温めてきた配送サービスや“メディア化”など、店舗を起点とした新規ビジネスの稼働に本格的に乗り出しているのです。常に変化対応によって新しい需要を切り開き、成長を続けてきたCVSが、コロナ禍を経てどのような変革を遂げようとしているのか。その最前線を取材しました。
編集後記
6月に入り、食品の値上げが押し寄せてきました。「日清食品・カップヌードル」シリーズをはじめ、誰もが知る有名ナショナルブランド(NB)商品が6月出荷分から続々と値上げしています。 恐ろしいのは、今回の値上げがまだ序章に過ぎないこと。今年10月にも多くのNBの値上げがすでにアナウンスされており、家計が圧迫されること、そしてそれが長期化するのは必至です。 値上げが続く中、小売業に求められるのは、やはり「価値」を消費者に伝えることだと思います。これまでも、食品小売各社はさまざまな方法で価値の提案に取り組んできました。厳しい状況ではありますが、各社の腕の見せどころとも言えそうです。
(小野)
書籍や音楽をはじめ、レストランの予約や行政上の手続きなど、いまや多くのモノやサービスが電子化・デジタル化されています。しかし、個人的な話をすると、まだまだアナログの媒体には愛着があり、家の中はたくさんの本や雑誌、CDであふれています。 先日、増えてしまった雑誌を整理するため、組み立て式の本棚をアマゾンで注文しました。いざ届いて組み立てようとすると、一部の工程には「ここは2人で組み立ててください」との説明書きが。なんとか根性で完成させましたが、1人暮らしの弊害はこんなところにもあるのかと…。そして2人分の作業が1人でできてしまったことになんとも言えない虚しさを感じました。
( 松尾)