[塗料]ホビー、インテリア需要が高まる、新カテゴリーの創造に向けた新商品の投入が活発に

2018/09/01 00:30
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塗料


ホビー、インテリア需要が高まる
新カテゴリーの創造に向けた新商品の投入が活発に

家庭用塗料市場は従来メーンだった補修用需要に加えて、ホビーやインテリアなど、ライフスタイル型需要のウエートが大きくなっている。ワークショップなどの体験型イベントも各ホームセンター(HC)で実施されるようになった。こうしたトレンドから新しい需要開拓と取り込みにつなげるべく、メーカー各社は積極的に商品開発を行っている。主要メーカーの商品トレンドを見ていこう。(本誌:上明戸聡)

 

 

コンセプト商品開発で新カテゴリー活性化

 

 家庭用塗料市場は、人口減や少子高齢化に伴い伸び悩む傾向にある。住居回りの補修や塗り替えといった需要増の余地は限られているが、一方で「DIY女子」といった言葉に象徴されるように、趣味的な用途に使用する新しい需要層は明確に増加傾向にある。

 

 こうした需要に代表される新規ユーザー層に対し、各メーカーはさまざまなコンセプトを持つ新商品を打ち出し、多様なペイントシーンの提案に取り組んでいる。中でもインテリアやホビー向け商品が伸びている。

 

 こうした情勢を受けてHC店頭ではワークショップなどの体験型イベントが活発に行われている。これまでとは異なるユーザー層に対し、異なるアプローチが求められている。

 

 

アサヒペン

多様な使いこなしで自由な楽しみ方と利便性を提案

 

 アサヒペンでは、多様な塗料のラインアップをDIYショウなどで訴求していく方針だ。まず水性木部ステインの「水性WOODジェルステイン」は、ウエスで刷り込んで塗るタイプの塗料。豆由来の天然ジェル化剤を配合。そのため、初心者でも、ムラになりにくく、簡単にきれいに仕上がるのが特徴だ。においもなく、屋内外に使用できる。

 

 「水性ウッドリフォームペイント」は、水性の「塗り替え」を主目的にした低臭タイプの木部保護塗料。汚れてくすんだ下地を高い着色力と隠ぺい力で隠し、きれいな木目仕上げを楽しむことができる。水性で塗りやすく、1回塗りで施工も手軽だ。ログハウス、ウッドデッキ、ラティス、ガーデン木製品、木戸、木扉、雨戸、羽目板、家具、窓枠など屋内外の木部・木製品に幅広く使用することができる。

 

 「水性ぷっくりDECOマーカー」は、水性のデコレーションマーカー。細字のマーカータイプになっていて、絵を描くように描くことができる。塗膜はぷっくり立体感を持った仕上がりで、かわいいデコレーションが楽しめる。紙、プラスチック、木などのほか布にも描くことができ、洗濯も可能。14色を揃えている。

 

 このほか、水性や油性の塗料に混ぜることで、残った塗料を固化して一般ごみとして廃棄することができる「水性・油性兼用塗料用固化剤」も注目商品。35gの使いきりタイプと500gのBIGタイプの2規格を揃える。ニスや薄め液にも使用できる。

 

 また「塗料用ニオイ緩和剤」は、使用前に塗料に添加することで、爽やかなフルーティな香りになり、塗料のツンとくるにおいを感覚的に軽減する。屋内はもちろん、外装など屋外での塗装の際も周囲に気兼ねなく塗装することができる。水性塗料・油性塗料の両方に使用可能だ。

 

 

注目メーカー HCへの取り組みと注力商品

 

アトムサポート

調色に対応している水性多用途塗料「フリーコート」

 

 アトムサポートでは、3分つやの水性多用途塗料「フリーコート」のデザインを一新し、リニュアル発売した。鉄部、木部、コンクリート、ビニールクロスなどに使用できる汎用性の高い屋内外用水性塗料で、最大の特徴は売場に並んでいる標準色45色に加えて、調色対応色267色の全312色を揃えたカラーバリエーションの豊富さだ。今までの色数では満足できなかったこだわりの色も探すことができる。

 また「パーソナルカラー」の理論を使いすべての色を2種類のトーンに分け誰でも色選びがしやすく設計した。

 「パーソナルカラー」とは、すべての色を、人間が感じる感覚的な色みである「イエローアンダートーン」(黄み基調でウォームトーン)、「ブルーアンダートーン」(青み基調でクールトーン)の2種類に分け、同じトーンのものを身につけることで、魅力的に見せることができるというコーディネート理論のこと。主に服飾やメイクなどのファッション関連で活用されているほか、なじみの良い調和論としてさまざまな領域で広く利用されている。色の組み合せを実際にイメージできるよう、スマートフォンやPCから、自分の好きな色の組み合わせを試すことができるカラーシミュレーションのコンテンツも用意している。

 同社では、店頭の色見本帳から好みの色を1缶からオーダーできる「カラーオーダーシステム」を今後店頭展開していく方針で、オーダーする場合は、店頭で色とサイズを選び、指定の申込用紙にて注文する。後日自宅か店頭で受け取ることができる。

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