緊急事態宣言ついに発令 イオン、セブン&アイ、ライフ各社の具体的な対応策は?
ライフはキャッシュレス決済を推奨
店舗展開エリアの大半が緊急事態宣言の対象地域に含まれているSM最大手のライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)は、一部店舗を除き、閉店時間を21時または22時に変更する。また、3月下旬から取り組んでいたチラシ配布の自粛を継続する。店内での取り組みは以下の通り。
・レジ前待機列の間隔確保
・一部商品の販売点数の制限
・レストスペース他、店内一部設備の使用制限、もしくは中止
・現金以外の決済手段(クレジットカード、電子マネー、スマホ決済)の推奨
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今回の緊急事態宣言の発令で、いよいよ小売各社の対策が本格化してきた。店内で働く従業員が感染する例も増えているため、小売各社は従業員間の感染予防により一層力を入れている。一方、レジ列でのお客同士の間隔確保に努める企業が増えていることにも注目したい。すでに日本よりも感染拡大が深刻化している欧米各国の小売店では、2メートル以上など具体的な数値でお客同士の間隔を設定しているところも少なくない。緊急事態宣言が出されたことで緊張感が増し、今後日本のSMやGMSでも同様の取り組みが広がっていくとみられる。