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愛知県内のNSC核店舗!「ロピア半田店」売場レポート

矢野清嗣
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総菜は一部で品切れなど混乱も

 総菜は、壁面16尺をとり、催事と作業場を連動したピザを展開している。調査時点では日曜日は「マルゲリータピザ」「プルコギピザ」など6品目を1600円、31500円で販売。月曜日は「ミックスピザ」(799円)、「てりやきチキンピザ」(699円)、「マルゲリータピザ」(599円)など、日替わり商品を展開していた。このように、曜日ごとに品目を変えるといった、柔軟性ある展開もロピアの特徴である。

 平台は2台。前方の平台は縦6尺×横16尺の大きさで、売れ筋の揚げ物と米飯総菜を扱う。ロピアの定番商品を陳列し、日替わりの広告商品を軸に販売している。「ごあいさつ価格」と銘打って、第5弾では「GOCHI(ゴチ)鮭はらご飯」(1人前666円、2人前1200円)、「ミルフィーユローラー」(6切れ入り600円、16切れ入り1111円)、「ロピチキ」(4枚入り800円、6枚入り999円)を投入。

 第6弾は「小林さんちのビーフガーリックライス(1人前666円、2人前1200円)、「金目ダイのひつまぶし」(1380円)、「ふっくら焼き鳥(たれ)」(10本入り666円、20本入り1180円)を販売した。火曜日は「小林さんちのおにぎり」の日と定めており、「ローストビーフ」「エビ天むすび」など6品目を499円で提供し、売れていた。

 後方の平台では冷蔵・冷凍ケースにサラダ、プリン、カレー、ゼリーなどを陳列している。配送機能がうまく稼働していないのか、商品が薄く、調査日は全体的に品切れ商品が多かった。調査日は開店してまだ20日で混雑しており、商品づくりに集中してしまい売場全体の動向がまだ見えていないようだった。落ち着いたら通常スタイルに戻ると思われる。

鮮魚売場は定番商品重視

 鮮魚売場は約35坪(歩測)とコンパクトだが、機能的な配置となっている。左壁面24尺で寿司や丼ものなどの米飯とタラコを配置。平台は6尺エンドと16尺冷蔵ケースの組み合わせで2台ある。

 左壁面の米飯では、定番以外に「本マグロ握り10貫」(1590円)、「赤エビ握り10貫」(1290円)、「ウナギ巻きずし」(890円、1100円)、「ウナギ丼」(790円)など、季節商品も販売していた。

 平場の前方、冷蔵ケースのエンドでは「生アトランティクサーモン刺し身用(養殖)」(100g 当たり330円)を提供する。

 右側はマグロを日替わりで「生本マグロ刺し身用各種(養殖)」(同690円)、「本マグロ赤身刺し身用(養殖・解凍)」(同490円)を提供。左側は真ダイ、カンパチ、ブリなどの刺し身用の冊やアジ、ホタルイカなどを販売していた。後方の冷蔵ケースのエンドではブラックタイガー、右側は生銀ザケ、ブリ、シタビラメなどの切り身、左側はシラス干し、筋子、明太子、珍味などを配置する。

 平場の壁面32尺には鮭、サバ、ホッケ、シーフード、アジフライ、ウナギなど冷凍魚を展開。シンプルな配置で丸物の扱いはなく、ロピアの売れ筋商品を集めた売場となっている。機能的な配置で新たな仕掛けはないが、オーソドックスな教科書的な売場である。地域性なのか、お客の鮮魚へのこだわりはあまりないようで、ロピアの定番商品を無難に販売している。

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