GO GREEN 2022の集大成!「サミットストア世田谷船橋店」をレポート!

2022/04/11 05:55
    湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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    「あったらいいな」を実現するMDを結実!

     第二に、11年に出店した「成城店」から始めている、顧客目線に立ち、お客の「あったらいいな」を実現する商品政策(MD)の集大成を売場で表現しようとしている点だ。サミットは過去10年、部門横断型の商品開発に取り組み、「即食」「簡便」「小容量」を中心としたMDに注力し、お客の高い支持を受けてきた。世田谷船橋店でも、10年間のMDの成果が随所に見られた。売場を詳しく見ていこう。

     総菜売場では、部門横断商品開発の集大成である商品を訴求していた。精肉部門の素材を使った「シーザードレッシングで食べるローストビーフ丼(598円)」や鮮魚部門(サーモンなど)と青果部門(アボカド)の素材を使う「海鮮ユッケ丼(ゴロッとアボカド入)(490円)」など、各部門が協力して開発する商品を販売している。サミットストア世田谷船橋店

    サミットストア世田谷船橋店

     導入部の青果売場では、店内加工のメリットを生かした商品が並んでいた。既存店で人気の「ふわシャキ!千切りキャベツ(78円)」のほか、同店から新たに「千切りにんじん(93円)」「ちぎりレタス(118円)」を販売。共働きで忙しいファミリー層に向けて即食性の高い商品を豊富に取り揃えていた。

     また、「農家さんから直送」という産地直送の野菜を販売するコーナーを設置。千葉県産の「ケール(138円)」など、フレッシュな野菜が並べられていた。サミットストア世田谷船橋店

     健康志向が強いお客に対しては、大豆ミートを使用した「さくさく大豆フレークと蒸し黒豆のサラダ(198円)」を訴求していた。同社広報によると、同商品は世田谷船橋店の出店を機に開発したもので、健康需要を深掘りするために販売したという。サミットストア世田谷船橋店

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    記事執筆者

    湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

    1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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