減塩商品の市場が拡大中、コロナ禍の減塩食卓トレンドと売場提案のヒント
減塩商品の売場事例
健康を軸とした価値訴求を行うえで、減塩商品はますます商品開発が進み、定着している。調味料カテゴリーでは「減塩」「食塩不使用」といった特徴を、スポッターや棚帯などでわかりやすく表示する陳列が広がっている。
東武ストア新河岸店(埼玉県川越市/2021年3月オープン)の味噌コーナーでも、減塩商品は棚帯で明確に訴求。プライスカードにも「塩ひかえめ」などの表示を記載している
イトーヨーカドー新田店(埼玉県草加市/2020年10月オープン)では「体に気遣ったドレッシング」をコーナー化。ノンオイル商品などと併せて、減塩商品を集約して陳列し、表示を記載している
オーケー所沢店(埼玉県所沢市/2020年12月オープン)の味噌コーナーでは、「減塩」のほか、オーガニック素材使用、化学調味料無添加などの特徴を、商品ごとにスポッターで表示
ヤオコー所沢北原店(埼玉県所沢市/2020年11月オープン)のドレッシングコーナーでも健康軸の商品を集約。減塩商品のほか、アマニ油使用商品などを展開する
サミットストア西荻窪駅南店(東京都杉並区/2021年3月オープン)の醤油コーナーでは、プライスカードに隣接して「減塩」や「健康応援」などを掲示。商品選びをサポートする
原信寺沢店(新潟県五泉市/2020年11月オープン)のトマトジュースコーナー。低塩タイプの機能性表示食品を集約し、「血圧が気になる方へ」などの棚帯を掲げる
平和堂石山(滋賀県大津市/2020年11月オープン)は、味噌などの調味料について、減塩商品に「減塩生活」のスポッターを掲示。定番売場の中で目立たせている
ビオラル丸井吉祥寺店(東京都武蔵野市/2020年12月オープン)では、冷凍魚介総菜に、減塩タイプの調味料を使用した商品を導入。健康訴求を行う
食MAP®とは、株式会社ライフスケープマーケティングが提供するマーケティング情報システム。1998年10月から首都圏30km圏内在住の主婦世帯を対象に、食品の購買、調理、消費までをパネル形式で調査したもの。




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