米国産コメ、先週に中国向けに初めて輸出＝業界団体
［シカゴ 3日 ロイター］ – 米中貿易摩擦のさなか、中国の民間輸入業者が先週、初めて米国からコメを購入したと、米国のコメ業界団体が3日発表した。
業界団体によると、輸出したのはコンテナ2つ分、約40トンのカリフォルニア産の中粒米。精米後に袋詰めされた状態で出荷されたという。
トランプ米大統領は1日、中国の習近平国家主席との会談後、中国側が米国産農作物の購入拡大に合意したと明らかにしていた。
今回のコメ購入が、米中首脳会談を受けた友好の意思表示かどうかは不明。
米農務省は先週、米国から中国に大豆54万4000トンが輸出されたことを確認した。これは3月以来で最大の規模だった。
中国は世界最大のコメ生産国であり、消費国でもある。
中国政府は長年の交渉を経て、2017年7月に米国産コメの輸入を認めたが、その後の長引く貿易摩擦で、なかなか初回の輸入が実現していなかった。
カリフォルニア州のコメ生産者の代表は、今回の米中合意で、将来的に米国から中国へのコメ輸出を拡大する土台が築かれると期待していると述べた。
テスコ、コンビニ業態の品揃えを低価格品メーンに刷新、アリババ1Q決算は大幅な増収増益に
ベストバイ、ウォルマート、アマゾンも！米小売大手がこぞって ヘルスケア領域に参戦する理由