ヤオコー、バロー、サミットで明暗 3月期主要SM24年度上期決算

西岡 克(フリーランスライター)
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主要食品スーパー(SM)の2025年3月期の上期決算は、人件費をはじめ販管費が上昇し、売上高を大きく伸ばせるか否かで明暗を分けた。ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)は2ケタ増収・増益、バローホールディングス(岐阜県/小池孝幸社長:以下、バローHD)は増収減益だったがSM事業は増益、サミット(東京都/服部哲也社長)は増収・大幅減益に陥った。

バローHD
SM事業は増収増益、生鮮強化で客数増

 バローHDの25年3月期上期業績(連結)は、営業収益が4220億円(同5.7%増)、営業利益が104億円(同6.4%減)、経常利益が122億円(同3.4%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が67億円(同1.6%増)だった。営業収益は過去最高を更新、営業利益・経常利益は減益となったものの過去4番目の高水準で、中間純利益は特別損益の影響で増益となっている。

バロー
SM事業では生鮮品を強化する店舗改装で、来店動機となる強い商品力を持つ「デスティネーション・ストア」への転換を進めた

 セグメント別業績では、主力のSM事業は営業収益

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