日本マクドナルドホールディングスが発表した8月の既存店売上高は、前年同月比12.4%増と2カ月連続のプラスだった。新型コロナウイルスの影響で客数の減少が続いているものの、減少幅が縮まった。
客数は3.2%減で、前月の13.2%減に比べて回復傾向がはっきりした。前年と比べて休日が2日多かったことに加えて、都市部の店舗での店内利用が回復しつつある。客単価は16.1%増で5カ月連続の2ケタ増となった。
その他の主な外食チェーンの8月の既存店売上高は、牛丼店の「すき家」が1.2%減で2月ぶりのマイナスとなった。セルフうどん店の「丸亀製麺」は10.0%減、ファミリーレストランの「サイゼリヤ」は28.5%減で、いずれも6カ月連続のマイナスだった。