米国のストアブランド商品、1〜3月期の売上高は14.6%増、買いだめ需要で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米ロサンゼルスのスーパーで買い物をする人
業態別では、量販店(ディスカウントストア、会員制倉庫店、ダラーストア)におけるSB売上高の伸びが最も高く、16.6%増だった。写真はロイター

 市場調査会社の米ニールセンによると、2020年第1四半期(1〜3月)の米国のスーパーマーケット、量販店、ドラッグストアにおけるストアブランド(SB)商品の売上高は前年同期比14.6%増の384億ドル(約4兆1000億円)だった。米国において第1四半期は新型コロナウイルスの感染拡大の初期段階だったが、買いだめ需要で売上高は2ケタの増加となった。

 第1四半期のナショナルブランド(NB)商品の売上高は11.5%増で、SB商品の伸びを下回った。NBより安いSBに、より多くの需要が集まったようだ。

 業態別では、量販店(ディスカウントストア、会員制倉庫店、ダラーストア)におけるSB売上高の伸びが最も高く、16.6%増だった。次いで、ドラッグストアが13.0%増、スーパーマーケットが12.7%増だった。

 スーパーマーケットだけはSBよりNBの売上高の伸び率が高かった。スーパーマーケットでのNBの売り上げは金額ベースで15.0%増、数量ベースで11.4%増だった。スーパーマーケットにおけるSBのシェアは、金額ベースで18.0%、数量ベースで22.3%となっており、前年同期と比べて横ばいだった。

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