デジタル化における店舗の役割を再定義する ユニクロが世界の大都市に店を建てる理由
これからの店舗の役割は4つ
まとめよう。店舗は家賃と人件費が高いため、EC化が拡大した後は、ムダな店は閉められ、数は大きく減ることになる。そして、店舗の役割は以下のように大きく変わることになる。
- 店舗は広告宣伝の場となり、立地の良さと大きさ(目立ちやすさ)が勝敗を決す
- 店舗は、ブランド化に成功した企業だけが商品やサービスの「体験場」とでき、「受注場」であるECへの送客窓口となってEC比率は拡大する
- 店舗は“売る店舗”としての価値は消えず、女性が持つ「お買い物の楽しさ」を味わう場として君臨し続ける。”売らない店舗“と”売る店舗“は役割を替え共存する
- 店舗は、試着やカスタム・オーダーを通したサイズ計測場となり、形の複雑な靴、女性下着、パンツなどのサイズデータを企業のデータベースに組み込み、以降、ネットで購買してもサイズに悩まない(現時点の自動採寸技術は未成熟なものばかりで実用に耐えない)
*リテーラーは、ささげ業務(サイズ計測、撮影、原稿書き、
以上である。企業は、
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プロフィール
河合 拓(事業再生コンサルタント/ターンアラウンドマネージャー)
ブランド再生、マーケティング戦略など実績多数。国内外のプライベートエクイティファンドに対しての投資アドバイザリ業務、事業評価(ビジネスデューディリジェンス)、事業提携交渉支援、M&A戦略、製品市場戦略など経験豊富。百貨店向けプライベートブランド開発では同社のPBを最高益につなげ、大手レストランチェーン、GMS再生などの実績も多数。東証一部上場企業の社外取締役(~2016年5月まで)