イオンモール、中国・武漢の 先行事例を取り入れた最新のコロナウイルス感染防止対策

大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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フードコートは席数を半減、間隔を空ける 

 来場者のソーシャル・ディスタンスを確保するための工夫も多く見られる。

 たとえば、多くの人が集まるフードコートでは、席数を従来の1500席から750席に半減させて、隣の利用者との距離を保てるようにしている。

 また、モール内の共用部にある休憩スペースでは、ポスターを貼ることで、1席ずつ間隔を空けて利用してもらえるようにしている。

フードコートでは、席数を半減させて、隣の利用者との距離を保てるようにしている
フードコートでは、席数を半減させて、隣の利用者との距離を保てるようにしている
共用部にある休憩スペースでは、ポスターを張ることで1席ずつ間隔を空けての利用を促す
共用部にある休憩スペースでは、ポスターを貼ることで1席ずつ間隔を空けての利用を促す

エレベーターの利用は1機に4人まで

 大型モールに多く設置されているエレベーターでは、床面に立ち位置の目印をつけて、間隔を確保するために4人ずつの利用を促す。

 エスカレーターでは、手すり下の部分に表示を付けることで、間隔を空けて利用してもらえるようにしている。

エレベーターの床面には立ち位置のほか、人との間隔を保つためにテープで仕切りをつけている
エレベーターの床面には立ち位置のほか、人との間隔を保つためにテープで仕切りをつけている
エスカレーターでは、手すり下の部分に表示を付ける
エスカレーターでは、手すり下の部分に表示を付ける

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記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。

最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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