最大の課題、客数をしっかり伸ばす! 新社長の本間正治氏が語るマルエツの戦略

大宮 弓絵 (ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長)
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「マルエツプチ」は
早期のモデル確立を急ぐ

 今後の出店については、やはり都市部が中心になるだろう。東京都だけにこだわることはなく、今回のような埼玉県川口市など、マーケットがしっかりあるエリアは優良な物件があれば出店していきたい。

 店舗フォーマットは、300~500坪の「マルエツ」を毎年しっかり出し続けることが会社全体の業績の押し上げや、商品政策の発展につながると考える。

 小型フォーマットの「マルエツプチ」は現在74店舗を展開している。しかし今後100店舗、200店舗と拡大できなければ成長の柱にはなれない。まずは、それくらい多店化可能なモデルの早期構築を図る。

 もう1つの上質フォーマット「リンコス」は、高層マンションなどから「リンコス業態で出店してほしい」というお声がけがいただくことも多く、出店機会の獲得につながっている。

 現時点ではこの3フォーマットでの展開だが、今後は次世代に対応するフォーマットを開発していかねば、この厳しい競争環境下で次のステージにはいけない。

 USMHの中計では、既存のスーパーの歴史と概念を尊重しながらも、それを越える事業構造をめざす「Beyond Supermarket」を掲げている。マルエツでも次のスーパーマーケットに資するような取り組みを、この3年間で試行錯誤しながらやっていきたい。

【マルエツ川口樹モールプラザ店概要】
所在地    埼玉県川口市栄町3-13-1
売場面積   1041㎡ 
営業時間   9:00~25:00

記事執筆者

大宮 弓絵 / ダイヤモンド・チェーンストア 副編集長

1986年生まれ。福井県芦原温泉出身。同志社女子大学卒業後、東海地方のケーブルテレビ局でキャスターとして勤務。その後、『ダイヤモンド・チェーンストア』の編集記者に転身。最近の担当特集は、コンビニ、生協・食品EC、物流など。ウェビナーや業界イベントの司会、コーディネーターも務める。2022年より食品小売業界の優れたサステナビリティ施策を表彰する「サステナブル・リテイリング表彰」を立ち上げるなど、情報を通じて業界の活性化に貢献することをめざす。グロービス経営大学院 経営学修士

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