インフルエンサー・プラットフォーマー「Tokyo girls market」驚異の戦略とは

河合 拓 (株式会社FRI & Company ltd..代表)
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したたかに、日本文化に入り込む韓国企業

活動休止を発表したBTSBlackPinkなど、今、Z世代が狂乱しているのは日本人でなく韓国人アーティストやアイドルグループだ。私もNiziUの大ファンで、クルマで運転中はいつもNiziUをかけている。 

現在の東京ガールズコレクションは、W TOKYOにより企画運営されている
現在の東京ガールズコレクションは、W TOKYOにより企画運営されている

Tokyo Girls Collection 」という日本の一大ファッションイベントを主催していたF1メディア(2008年、朝鮮総連との関係を報道されて離れる)も韓国系の会社だ。私は当時から同社に通って色々な共同事業を提案していたので、韓国人の商魂たくましさに敬意をはらったものだった。このように、日本人の次世代の文化を担うZ世代は、韓国企業に握られている。

また、加えていうなら50代アッパーの女性達も、巣ごもりしてNetflixで韓流ドラマばかり見ているので、韓国に対する好感度は上がる一方だ。韓国と歴史問題で騒いでいるのは政治談義が大好きなグレイヘアか狂信的愛国者だけで、コンプライアンスと予算削減で日に日につまらなくなる日本の民放は誰も観ないようになり、多くの日本人はNetflixHuLuで韓流ドラマを観ている。
その勢いは世界も動かし、人気ドラマ「イカゲーム」はNetflixの株価を米国で恐ろしく上げたほどだ。私も100本以上見たが、シナリオがよく練られておりリアリティもある。日本のつまらないドラマとは比較にならないほどおもしろい。今年の米国アカデミー賞を「パラサイト」という韓流映画がアジアで初の受賞をしたことは、こうした流れを象徴的に表すものだろう。

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記事執筆者

河合 拓 / 株式会社FRI & Company ltd.. 代表

株式会社FRI & Company ltd..代表 Arthur D Little Japan, Kurt Salmon US inc, Accenture stratgy, 日本IBMのパートナー等、世界企業のマネジメントを歴任。大手通販 (株)スクロール(東証一部上場)の社外取締役 (2016年5月まで)。The longreachgroup(投資ファンド)のマネジメントアドバイザを経て、最近はスタートアップ企業のIPO支援、DX戦略などアパレル産業以外に業務は拡大。会社のヴィジョンは小さな総合病院

著作:アパレル三部作「ブランドで競争する技術」「生き残るアパレル死ぬアパレル」「知らなきゃいけないアパレルの話」。メディア出演:「クローズアップ現代」「ABEMA TV」「海外向け衛星放送Bizbuzz Japan」「テレビ広島」「NHKニュース」。経済産業省有識者会議に出席し産業政策を提言。デジタルSPA、Tokyo city showroom 戦略など斬新な戦略コンセプトを産業界へ提言

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