髙島屋・阪急阪神百貨店、マーケット開発と社会課題解決で業務提携を深化


髙島屋と阪急阪神百貨店の共同ロゴ
(画像:共同ロゴ)髙島屋・阪急阪神百貨店 ニュースリリースより

 髙島屋(大阪府)と阪急阪神百貨店(大阪府)は、「マーケット開発・育成」および「社会・業界課題解決」に重点を置いた取り組みを強化すると9月10日に発表した。

 これまで両社は、業績向上に寄与することを目的に2009年より業務提携に関する委員会を設置し、営業力強化やコスト削減に向けた取り組みを共同で推進してきた。その中で、ファッション分野や中元・歳暮ギフトでの商品開発などにより市場優位性を発揮し、一定の成果を上げてきた。近年は、廃プラスチックやフードロスの課題解決に向け、SDGs分野でも連携し、取り組みを拡大させている。

 婦人衣料においては、「セールだから買う」のではなく「欲しいときに購入する」という近年の生活者ニーズの変化と夏季の長期化を踏まえ、MDサイクルを見直し、6月下旬から8月中旬にかけて夏物商材の正価販売を拡大した。その結果、取り組みを進めたブランドの正価商材の売上は伸長し、勢いが鈍化しているセールの売上を補い、前年実績を上回った。

 これにより、短いMDサイクルで季節に即した鮮度の高い提案を継続することが今後の方向性であると考え、本秋冬および次の春夏シーズンに向け、他ブランドにも積極的に拡大する。

 そのほか、「日本の地域」をテーマに国内外に向けた日本文化の発信・接点の拡大に取り組む。文化を伝え、新たなマーケットを創出することにより、地域文化の継承や発展、地域活性化につなげる。

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