コーナン商事、T2と共同で自動運転トラックによる幹線輸送の実証を開始

コーナン商事(大阪府)およびT2(東京都)は共同で、9月18⽇からホームセンター「コーナン」で取り扱う商品を自動運転トラックで幹線輸送する実証を、関東から関西の高速道路一部区間で開始する。
コーナン商事では、ホームセンター「コーナン」で取り扱う商品を関西から関東まで長距離輸送するケースが多く、今後「2024年問題」などを背景にトラックドライバーが不足する可能性を踏まえ、その不足を補う方法を検討してきた。
8月には大阪市内で稼働した新規流通センターへの自動化機器導入に加え、2027年からレベル4自動運転トラックによる幹線輸送の開始を目指すT2とともに今回の実証を行う。
同実証では、T2が本年7月から開始した商用運行で使用しているレベル2自動運転トラックを用い、「コーナン」で販売する工具や家庭雑貨品など、多様な形状・重量の自社ブランド商品を輸送し、技術面・オペレーション面で持続可能な物流体制が構築できるかを検証する。
なお、レベル4自動運転とは、特定の走行環境条件を満たす限定された領域で、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態であり、レベル2自動運転はドライバーの監視のもとに行われる特定条件下での高機能自動運転を指す。
両社では、同実証の結果を踏まえて、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送でも協業を検討する。

【実証概要】
時期:2025年9月18日から開始し、計4回実施予定
場所:コーナン商事 ⾙塚流通センター(大阪府)⇔川崎ベイ流通センター(神奈川県)の高速道路上の一部区間
役割:コーナン商事/積載貨物の提供、T2/全体マネジメント、実験用車両の提供
積載:工具や家庭雑貨品などのコーナン商事の自社ブランド商品
検証内容(すべての実証はドライバーが乗車し、レベル2相当で実施):貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム検証および想定したオペレーションパターンの有効性検証





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