イオン初、京都市とサーキュラーエコノミー推進の連携強化、宣言書を締結

イオン(千葉県)は4月2日、京都府京都市と持続可能な社会の実現を目指し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)推進に向けた連携を強化し、協働して取り組むことを宣言した。
京都市とイオンは2007年にマイバッグの持参促進およびレジ袋削減に関する協定を締結し、2012年には地域活性化包括連携協定を結ぶなど、環境や地域活性化に取り組んできた。
2024年9月に京都市で開催された第18回市民対話会議(環境)を契機に、サーキュラーエコノミー推進に向けた対話が一層加速した。これを受け、地域活性化包括連携協定に基づき、イオンとして初めて自治体とサーキュラーエコノミーに特化した具体的な取り組みを開始する。
「ごみを出さない」「資源を循環させる」という新たなライフスタイルへの転換を推進し、地域・企業・行政の垣根を越えて協働することで社会全体に波及する具体的な変化を創出していく。
【サーキュラーエコノミー推進に向けた取り組み概要】
●“捨てる”から“つなぐ”ライフスタイルへの転換
・資源物の分別回収拠点の拡大による新たなリユース・リサイクル機会の創出
・店頭で分別回収された資源物が再び商品として返ってくる、サーキュラーエコノミーの見える化
・リチウムイオン電池など充電式電池・電化製品の安全な分別回収に向けた取り組み
●“そもそもごみを出さない”ライフスタイルへの転換
・使い捨てプラスチックごみゼロに向けた取り組み
・食品ロスゼロに向けた取り組み
●サーキュラーエコノミーを身近に感じる機会の創出
・学び・実践につながる買物体験等の機会の提供
・地域住民との協働による、まちの美化、ごみ減量活動