イオン東北、日本航空と共同で廃食油リサイクルプロジェクトを開始

イオン東北(秋田県)は、日本航空(東京都)が推進するCO2排出量削減の取り組み「すてる油で空を飛ぼう」に参画し、東北エリアでの活動を開始すると3月21日に発表した。
同プロジェクトは、家庭の廃食油を回収し、持続可能な航空燃料(SAF: Sustainable Aviation Fuel)の製造に活用する取り組みだ。
SAFとは、Sustainable Aviation Fuelの頭文字を取ったもので、原料の生産・収集から製造、燃焼までのライフサイクル全体において、従来より温室効果ガスの排出量を大幅に削減できると期待されている。また、既存のインフラをそのまま活用できる点も特徴だ。
2024年6月のイオンフードスタイル鴨居店(神奈川県横浜市)での導入を皮切りに、多くの店舗での展開が予定されている。東北エリアでは、今回の「イオンスーパーセンター美郷店」(秋田県仙北郡)が初の導入で、同店に「すてる油リサイクルBOX」を常設する。
国内最初のSAFは2025年4月より順次、大阪府堺市にある製造プラントから日本航空をはじめ国内外の航空会社に供給が開始される予定だ。この取り組みにより、従来の航空燃料と比較して温室効果ガスの排出量を削減し、持続可能な社会の実現を目指す。
■イオンスーパーセンター美郷店
住所:秋田県仙北郡美郷町南町字南高野34
BOX設置場所:サービスカウンター付近
開始日:2025年4月1日(火)~
※回収時間は店舗の営業時間に準ずる