米スタバ、1100人削減=管理部門対象、米中で需要低迷

【ニューヨーク時事】米コーヒーチェーン最大手スターバックスは24日、コーポレート部門の従業員を1100人削減すると発表した。主要市場の北米や中国の売り上げ低迷を受け、組織を合理化する。ニコル最高経営責任者(CEO)は従業員に宛てたメッセージで「構造を簡素化し、より小規模で機敏なチームを作る」と説明した。
1月末に発表した昨年10~12月期決算は減収減益で、既存店売上高は北米で4%減、中国で6%減だった。昨年8月にCEOに就任したニコル氏は「バック・トゥー・スターバックス」を標語に、コーヒー店としての基本に立ち返ることを目指している。
米メディアによると、管理部門の従業員は約1万6000人で、削減対象は約0.7%に相当。会社史上、最大規模の人員カットとみられる。店舗のスタッフは影響を受けない。
スタバは人員カットに加え、数百の空きポジションで採用を見送ることも明らかにした。