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米マクドナルド、格安メニュー延長=12月まで、顧客つなぎ止め

米マクドナルドが夏季限定で提供する5ドルのバリューセットメニュー。(McDonald’s公式より)

 【ニューヨーク時事】米ファストフード大手マクドナルドは12日、ハンバーガーなど4品を5ドル(約710円)で提供する格安メニューの販売期間を12月まで延長すると発表した。インフレの根強さが残り、中間層が節約志向を強めて外食を敬遠する中、顧客のつなぎ止めを図るのが狙い。

 米国内店舗の大半を対象に実施する。マクドナルドは声明で、「可能な限り手頃な価格でメニューを提供し続けることを約束する」と強調した。

 足元の業績は、4~6月期決算が売上高、調整後1株当たり利益が市場予想を下回るなど、苦戦している。反転攻勢を図るため、6月に格安メニューを導入。客足回復に一定の効果があると判断し、今回再延長を決めた。

 ファストフード業界では、売り上げを確保しようと低価格メニューを発売する動きが相次いでいる。