ローソン 第2四半期決算は大幅な増収増益

Pocket

ローソンの外観

 ローソンが10月13日に発表した2024年2月期第2四半期決算(連結3月1日~8月31日)は、営業収益が11.1%増の5,454億円、事業利益は45.8%増の530億円、税引き前利益は52.4%増の479億円となった。

 上期は、「地域密着×個客・個店主義」の実現に向けてカンパニー制を全国8エリアに拡大。権限および機能を本部から現場に移行して各種施策を推進した。

 国内CVS事業では、店舗改装と冷凍食品や日用品など日常使いの商品の拡充を基盤に、各エリアカンパニーで品揃えの「幅」と在庫の「量」にこだわった売場づくりを推進。前年、本格導入を開始した「無印良品」の導入店舗は、1万2,484店舗に拡大した。

 商品やサービスについては、人流の増加に伴いカウンターファストフード、ソフトドリンクおよび米飯の売上が伸長。また、店内調理サービス「まちかど厨房」や化粧品なども売上を伸ばした。

 第2四半期連結累計期間の出店状況は、130店舗を出店し、142店舗を閉店。8月末現在の国内総店舗数は1万4,619店舗となった。高齢化や健康意識の高まりに対応したコンビニエンスストアモデル構築に取り組み、ヘルスケア強化型店舗を継続して展開。介護拠点併設型店舗や「ホスピタルローソン」、「ナチュラルローソン」の展開にも力を入れている。

 成城石井事業の営業収入は1.0%増の542億円、セグメント利益は▲6.1%の58億円。エンタテインメント関連事業では営業収益が15.0%増の420億円、セグメント利益が25.1%増えて38億円となったほか、金融関連事業は営業収益が2.7%増の178億円、セグメント利益は▲18.7%の16億円となった。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態