「セルフレジ不正防止のための冊子」を作成=工業会 日本万引防止システム協会

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セルフレジ不正防止のための冊子

 2022年「スーパーマーケット年次統計調査報告書」によると、スーパーマーケットにおいてセルフレジの設置店舗がある企業割合は、20年は15.8%だったものが22年には25.2%にまで上昇。セミセルフレジを含めるとすでに7割以上のチェーンで導入が進んでいる。

 ECRヨーロッパの18年の調査によるとセルフレジの売上構成比が1%増えるとロスは0.01%増えるとあり、売上構成比が50%となるとロスは0.5%増えることになる。同工業会では、顧客満足度向上と売場の効率化と不正ロス削減の3課題の解決に向け、セルフレジ不正防止タスクフォースを組成し情報交換を行い、「セルフレジ不正防止のための冊子」を作成した。

 冊子作成にあたり最も苦労・工夫した部分は「用語の統一」。各店舗・各レジメーカー・各警備会社などで同じ現象に対してさまざまな用語が使われており、参加メンバーでその現象に適した、かつイメージしやすい用語を定義した。同冊子を各種教育・訓練に活用してもらうことを目的としている。

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