6月の中国景況感、節目割れ=3カ月連続、雇用悪化響く

時事通信社
Pocket

中国・北京のスーパーで、買い物をする親子連れ
〔写真説明〕中国・北京のスーパーで、買い物をする親子連れ=2022年12月(EPA時事)

  【北京時事】中国国家統計局が30日発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は49.0だった。前月(48.8)から改善したものの、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を3カ月連続で下回った。雇用や受注が振るわず、景気回復の足かせになっている。

 PMIの項目では、雇用を示す指数は4カ月連続で悪化。需要の強さを示す新規受注も3カ月連続で節目を下回った。

 同時に発表されたサービス業の動向を示す非製造業ビジネス活動指数は53.2。航空運輸などが好調だったものの、指数は3カ月連続で悪化した。

 中国では昨年末に約3年続いたゼロコロナ政策が終了し、景気回復への期待が高まった。しかし、春以降は消費者マインドの冷え込みが顕著となり、若者の失業率が5月に過去最高を更新するなど、回復の息切れ感が強まっている。

関連記事ランキング

まだデータがありません。

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態