大人気の中国共産党アプリ、アリババが開発=関係者

2019/02/19 16:30
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2月18日、中国で最近大人気となっている共産党のスマートフォンアプリ「学習強国」は、アリババ集団が開発を手掛けたことが分かった。北京で撮影(2019年 ロイター/Tingshu Wang/Illustration)

 

[北京 18日 ロイター] – 中国で最近大人気となっている共産党のスマートフォンアプリ「学習強国」は、アリババ集団が開発を手掛けたことが分かった。同社関係者2人がロイターに明らかにした。

 

このアプリには、習近平国家主席の思想を活用して中国を強くしようというテーマで、短い動画や政府関係のニュース、クイズなどが盛り込まれており、アリババのメッセージングアプリ「釘釘(Ding Talk)」を通じてログインできる。

 

先週の中国におけるアップルストアのこのアプリのダウンロード数は、メッセージングアプリ「微信」や音楽動画コミュニティ「TikTok」の中国版などを抑えて首位を記録した。コンサルティング会社の調べでは、1月のリリース以来のアップルとアンドロイドの両端末によるダウンロード総数は4370万回に達している。

 

先の関係者の話では、アプリはアリババのほとんど知られていない特別チームが社外で開発を進めた。ただ同社が開発を主導したのか、この事業で利益を得たのかは現時点では分かっていない。

 

アプリがこれほどの人気になった理由の1つは、地方政府や大学などの機関が傘下の共産党員にダウンロードするよう指令したことがあるとみられている。

 

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