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フィリピンに三越=日本の百貨店初、ライオン像がお出迎え

フィリピン・マニラにオープンした「MITSUKOSHI BGC」
日本の百貨店がフィリピンに出店するのは初めて。(画像はプレスリリースより)

【マニラ時事】三越伊勢丹ホールディングス(HD)はこのほど、フィリピンのマニラ首都圏タギグ市に商業施設「Mitsukoshi BGC」をオープンさせた。同社によると、日本の百貨店がフィリピンに出店するのは初めて。

 野村不動産と地元の不動産会社フェデラルランドと協力して立ち上げた店舗は住宅棟との複合施設で、地下1階、地上3階。入り口では三越を象徴するライオン像が海外では初めて客を出迎える。抹茶を扱うカフェやたこ焼き、日本そば、カレーライスの店も並ぶ。

 近くに住む30代の女性は「1階の天井付近にある木組みの装飾が美しい。有名ブランド店がたくさん入っているのも魅力的。これからオープンする3階のアミューズメント施設も楽しみ」と声を弾ませた。

 東南アジアではこれまで、シンガポールとマレーシアで伊勢丹の店舗を展開していたが、三越は今回が初めて。三越伊勢丹HD海外不動産部の犬石星生部長は、フィリピンへの三越出店について「市場の潜在力、若者の購買層を考慮した」と述べた。