伊勢丹新宿本店、食品フロアでAI空調とウイルス除去システムを先行導入

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室
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伊勢丹のロゴ
伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)の地下1階食品フロアで、人工知能(AI)を活用した省エネ型の空調システムと、ウイルス感染リスクを抑える空調システムを実証導入した。写真は伊勢丹のロゴ。都内で2018年1月に撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)の地下1階食品フロアで、人工知能(AI)を活用した省エネ型の空調システムと、ウイルス感染リスクを抑える空調システムを実証導入した。

 導入したのは、神戸大学とユニテック(東京都千代田区)が技術提供する「AIスマート空調システム」と「ウイルスフリーエアシステム」。2つのシステムにより、導入フロア全体のエネルギー使用量を20〜25%削減する効果が見込まれるという。

 2021年12月から食品フロアで先行導入して、省エネ効果とウイルス除去効果を検証している。検証結果を踏まえ、2023年度中に新宿伊勢丹本店全館に本格導入する予定だ。さらに、グループの他の百貨店店舗にも導入を進める計画。

 新宿伊勢丹本店では従来、売場ごとの混雑状況が異なっていても空調システムを一括制御していた。2019年に神戸大学などが開発したAIスマート空調システムは、センサーやAIを用いて混雑状況などを認知し、人がいる場所に快適な風を運ぶ。

 また、ウイルスフリーエアシステムは、紫外線照射によって殺菌した空気を循環させ、気流制御によって感染リスクを抑える。AIスマート空調システムと組み合わせることで、殺菌回数を最大化し、短時間でのウイルス除去が可能になるという。

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