【国分】 森永乳業子会社から冷食・アイス卸事業を買収
食品卸大手の国分は６月29日、森永乳業子会社から市販用フローズン事業（市販アイスクリーム・冷凍食品の卸事業）を買収すると発表した。
子会社の国分フードクリエイト（東京都中央区）を通じて、森永乳業子会社のデイリーフーズ（東京都港区）から同事業を譲り受ける。デイリーフーズの売上高は2015年３月期で1023億円、そのうち対象事業の売上高は115億円となっている。譲渡日は11月１日の予定。
国分は低温度帯の卸事業を強化するため、エリアごとにグループの低温事業の統合を進めている。国分フードクリエイトは９月１日に国分中部支社、東北国分、国分フードクリエイト東京、北陸国分、東海国分の低温事業を統合する予定で、そこにデイリーフーズから買収する事業も加わる。
国分はまた、森永乳業子会社で、関西でアイスクリームなど冷菓専門の卸事業を行うクサヤ（大阪市）も買収する。森永乳業からクサヤの全株式を８月１日付で取得する。クサヤの15年３月期の売上高は14億円。
