【全国百貨店】 1月の既存店売上高は0.2%増、2ヵ月ぶりのプラス

2013/02/21 00:00
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の1月の売上高は5472億円で、既存店ベースでは前年同月比0.2%増と2ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 強い寒気による気温の低下でマフラー・手袋など防寒アイテムが活発に動いたほか、菓子類(2.3%増)を中心に食料品が0.6%増と堅調に推移した。また、昨年末からの円安・株高による景気回復への期待感から輸入特選雑貨を含む身の回り品が3.6%増、高級時計など美術・宝飾・貴金属が6.8%増となるなど高額品が好調だった。

 

 大手百貨店の既存店売上高は、三越伊勢丹が伊勢丹新宿本店の改装による一部売り場の閉鎖が響いて3.4%減、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は大丸東京店の改装効果などで3.1%増、高島屋(単体14店舗)は関東地方での大雪の影響などから2.8%減、エイチ・ツー・オーリテイリングの百貨店事業は阪急うめだ本店の改装効果で13.8%増と大きく伸びた。

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