【SC売上高】 12年の既存店は0.5%の増収、6年ぶりのプラスに

2013/02/14 00:00
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 日本ショッピングセンター協会の推計によると2012年の国内ショッピングセンター(SC)の総売上高は前年比2.7%増の28兆1876億円だった。既存SCベースでは0.5%増で6年ぶりにプラスに転じた。

 

 既存SCが増収となった主な要因は前年の東日本大震災後の落ち込みからの反動増。大規模SCで改装や増床が積極的に行われたことも増収に寄与した。

 

 また、昨年は首都圏で東京スカイツリー、復元された東京駅丸の内駅舎など話題の施設の完成が相次ぎ、観光客の来場が増えたことで周辺SCにも相乗効果を及ぼした。

 

 既存SCの売上高を核テナントとその他のテナントに分けて見てみると、その他のテナントが1.5%のプラスだったのに対して、核テナントは1.6%のマイナスだった。これは家電量販店の不振や前年の生活必需品の買いだめ需要からの反動減が主な要因と考えられる。

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