ビッグ・エー
徹底したローコストオペレーション施策
イオン傘下で、食料品・日用品を販売する小型のハード・ディスカウントストア(HD)を展開する。売場面積は100坪前後が多く、簡素な内外装と、梱包箱を切り取っただけの手間暇をかけない陳列、徹底した人時生産性でローコストオペレーション施策を採用している。なお、店舗の看板は「ビッグ・エー」でなく、アルファベットの「Big-A」。
1979年の設立当初はダイエーの子会社だったが、2019年からはイオンの子会社となった。21年3月にイオン傘下で同じくHDのアコレから店舗事業を承継し、22年2月期の売上高は1092億円と、前期から40.1%伸ばしている。
22年6月24日にビッグ・エーは、日本におけるクイックコマース(Qコマース)の先駆者であるOniGOと業務提携を結んだ。同日からOniGOのアプリ上から、「ビッグ・エー豊島上池袋店」の商品の注文受付を開始。順次、扱い店舗数を増やしている。
なお、イオングループには、同様にDSタイプの食品SMを展開するイオンビッグがあり、21年6月に、15店を展開していた旧マックスバリュ長野を吸収合併したこともあり、22年2月期の売上高は2141億円(前期比8.9%増)となっている。