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イオン(千葉県/岡田元也社長)は、UNIDO(国際連合工業開発機構)と共同でマレーシアの生産者や中小メーカー向けに食品安全プログラムの導入を支援する。
米ウォルマートなどの小売業や製造業のCEO(最高経営責任者)が中心となって設立され、イオンも加盟している世界的な小売業・メーカーの団体GFSI(グローバル・フード・セイフティ・イニシアチブ)の活動の一環で、東南アジアにおける小規模サプライヤーの食品安全・品質管理の能力向上を図ることが目的だ。
以下は、記者会見に臨んだ岡田社長の発言(談・文責:千田直哉)。
「どこの国の消費者も自分たちが良く知っている食品、あるいは、自分たちの文化的、歴史的な背景を持った食品を口にしたいものだ。その一方で、《安心・安全》は、ユニバーサルな問題であって、国ごとに消費者が求める基準に相違はない」
「にもかかわらず、食品を供給する体制やサプライヤー側は、極めてローカル・リージョナルなレベルにとどまっているのは、日本も含め、どこも共通の現状だ。やはりそれぞれの地域でのサプライヤーをもっと進化、活性化させていくことが大事である」
「グローバルレベルでの食品安全基準の実現に向けて、UNIDOは専門家を派遣し、GFSIが開発した小規模サプライヤー向けの食品安全プログラムの導入を支援する。イオンは子会社のイオンマレーシアが主体となって食品の品質管理の指導やスケジュール管理を行っていく。私たちは、政府と民間企業の間のブリッジになれると考えている」
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