恩師に感謝
以前、このBLOGで書いたことがあるが、大学の恩師であった楓元夫先生が8月23日に亡くなった。享年91歳。
http://diamond-rm.net/articles/-/4048
卒業後、23年を経て、ゼミの仲間で先生を囲んだのが2010年11月――。その席で先生は95歳まで生きると宣言してくれたのだが、リオのオリンピックを観戦することなく逝ってしまった。
1984年12月に「マスコミュニケーション」の楓元夫ゼミを受けようと考えたのは、大きな志があったわけではなかった。学部の全ゼミの中で、応募人数が最も多く、倍率が最も高かったから、というのが正直なところ。そのゼミに入室できれば、きっととんでもなく面白い人間に出会えるに違いないと予感したからだ。
部活動の先輩は、そんな私を見るにつけ、自分のゼミに誘ってくれたのだが、志願書はすでに出していた。
1985年4月――。実際に入室してみると、予想は当たった。
ホントに変わった人が多かった。ヤマっ気のある人、運動家のような人、小説家のような人、何にも考えてない人、まじめ至極な学生もいる。形態模写でTV番組によく呼ばれていた先輩もいたし、まったくゼミに顔を出さない“幻”の先輩や同輩もいた。
共通点があるとするなら、みんなそれぞれに生意気なことかなあ。
卒業後、まだ付き合いが続いている者もいれば、もう長く音信不通の者もいる。
けれども、その時に同じ時間を有意義に過ごしたことだけは消えない事実だ。
そんなユニークなキャラクターを集める磁石の役割を果たして、各ゼミ員に最高の人的ネットワークを遺してくれたのが楓先生であった、と感謝したい。合掌。
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