前橋シティマラソン出走せず
結論から言えば、昨日の第13回前橋シティマラソンには結局出走しなかった。
医者からは何とか許可をもらい、スタート直前まで決めかねて悩んでいたが、腰痛を発症してから1ヵ月の間、ろくに練習しておらず、ぶっつけ本番で挑むには、あまりにリスクがあると考え、急きょ取りやめた。
きっと同じチーム(=群馬レーシングクラブ)のメンバーは、私のことを“狼少年”のように見ているのだろうな、と多少の悔しさと寂しさは残るが、それでも何かの役にはなると頭を切り替え、荷物番と応援に回ることに決めた。
昨日の前橋市内は気温は低いものの、ランナーにとっては絶好のコンディション。メンバーはそれぞれ、日ごろの練習を結果に転化させ、なかなかのタイムで帰ってきた。
その雄姿を見るにつけ、出走できなかった自分を恥じた。
その後、入浴して、帰京して、いつものように大宴席になった。
話は、レースのことやプライベートなこと、仕事のことなど、で盛り上がり、ずいぶんとメートルもあがった頃に、長老のOさんがポロっと言った。
「みんなもう少し減量したほうがいいなあ。風呂で裸を見たけど、まだ落とせるよ。そう考えると、チダくんはずいぶん落としていたねえ。身体がちゃんとしていた」。
お世辞であることは十分分かっている。また馬体がいいからと言って、その競走馬が必ずしも走るとは限らない。
しかしながら、出走叶わず、傷ついた私にとっては最高にありがたい言葉になった。
努力の痕跡を評価してくれている人がいることに感謝しつつ、次回のレースでのリベンジを誓った。
千田直哉の続・気づきのヒント の新着記事
-
2024/09/02
魅力的な売場…抽象的な誉め言葉の意味を明確化するために必要なこととは -
2024/08/02
日本酒類販売社長が語る、2023年の酒類食品流通業界振り返り -
2024/07/03
「何にでも感激する経営者」の会社が業績が良い“意外な”理由 -
2024/06/07
経費率16%なのに?ローコスト経営企業が敗れ去るカラクリとは -
2024/05/23
キットカットをナンバーワンにしたマーケター「アイデアより大事なこと」とは -
2024/04/15
スーパーマーケット業界のゲームチェンジャー、オーケー創業者・飯田勧氏の経営哲学とは