コロナ禍で4兆円消滅の外食市場占有率2022 好調マックやスシローがシェア伸ばす
2020年度の外食市場規模は対前年度比25.8%減の12兆4324億円と大きく減少した。新型コロナウイルス(コロナ)感染症の発生により、消費者の外出自粛、政府の緊急事態宣言発令、自治体の営業時間短縮要請など外食産業は深刻な影響を受けている。
大手の寡占化進む DXに活路見出す企業も
「令和2年外食産業市場規模推計」をもとに算出した2020年度(1~12月)の外食市場規模は同25.8%減の12兆4324億円(「飲食店」と「喫茶店・居酒屋等」の合算)。しかし、中小規模の事業者にコロナ感染拡大の影響は大きかったのか、上位10社の市場占有率は前年より3.64ポイント(pt)増加し、18.88%となった。
市場の内訳を見ると、「飲食店」の市場規模は同24.7%減の10兆9780億円。その「飲食店」の中で、減少幅が大きかったのは、ファミリーレストランや一般食堂、専門料理店を含む「食堂・レストラン」(同28.5%減)だった。一方、ハンバーガーチェーンを含む「その他の飲食店」は同1.4%減と減少幅が小さかった。
「喫茶店・居酒屋等」は同33.7%減の1兆4544億円。その内訳では自治体からの営業時間短縮要請を受けた「居酒屋・ビアホール等」の市場規模は同36%減と影響が大きく6489億円。「喫茶店」も同31.6%減の8055億円と大きく減少した。
外食市場で長年首位を維持しているのは、「すき家」や「なか卯」などを展開するゼンショーホールディングス(東京都)だ。21年3月期売上高は
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