ニトリホールディングス傘下のニトリは、法人向けショールームでVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などのXR技術を活用する実証実験を行う。ショールームにない商品を仮想の立体映像などで確認できるようにする。
XR技術の活用に向け、NTTドコモと2月23日に協業契約を結んだ。実験は3月10日から、2月にオープンした「ニトリビジネス グランフロント大阪ショールーム」(大阪市北区)で行う。
実験では、NTTドコモの提携先である米マジックリープ(Magic Leap)のMR(複合現実)ヘッドセットを使用する。ヘッドセットを装着すると、ショールーム内にシステムキッチンの立体映像が現れ、来店客が自分の好みに合わせてパーツや色などを自由に変えることができる。引き出しの開閉などの動作を疑似体験することも可能だ。実証実験は8月末まで続ける。