ニトリHD

国内外合計で1000店舗を超える

　1967年に「似鳥家具店」を創業。以降、家具の製造小売業（SPA）として、店舗網を拡大し、「お、ねだん以上。ニトリ」をCMのキャッチコピーもあって、消費者が家具をより身近に購入できる場を提供してきた。品揃えも、家具からホームファニシング、食器、家電などに広げ、標準店の2層タイプの店舗では、1階にホームファニシングや食器など、2階に家具を展開する。

　店舗形態も、標準店の「ニトリ」、小型フォーマットの「ニトリEXPRESS」、家庭雑貨・ホームファッションの「デコホーム」、婦人服アパレル専門店「N+（Nプラス）」を展開。そこに、2021年3月に子会社化したホームセンター業態の「島忠」が加わった。

　24年3月期の国内店舗数は、ニトリとニトリEXPRESS合計で556店舗、デコホームが174店舗、Nプラスが38店舗、島忠が54店舗となっている。海外進出にも積極的で、台湾(61店舗)、中国(95店舗)の他、24年3月期にタイ、香港、韓国、ベトナムに初出店するなど8カ国、合計で179店舗となった。国内外合わせての店舗数は1001店舗と、1000店舗を超えた。

　24年3月期の業績は、売上高8957億円（前期比5.5％減）、営業利益1277億円(同8.8％減)となった。前期は13か月11日間の変則決算だっため、増減は参考値。なお、島忠の売上高は1192億円だった。

　25年3月期は、売上高9600億円(同7.2％増)、営業利益1296億円(同1.5％増)を見込んでいる。