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愛知県内のNSC核店舗!「ロピア半田店」売場レポート

矢野清嗣
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精肉は国産主体で円安も追い風に?

 精肉は約60坪(歩測)でロピアではほぼ標準的な広さである。左壁面40尺は牛肉でステーキ、焼き肉用などメニュー別に陳列している。正面の壁面は56尺で、肉切り落とし、豚肉、ひき肉、ギョーザの皮を展開している。豚肉は岐阜市にある「柳津店」の精肉作業室からの納品で対応している。

 平台は3台。6尺のエンドに16尺の冷蔵ケースを組み合わせている。メガ盛り、みなもと鶏、冷凍焼き鳥、ホルモン、味付けコーナーなどを展開していた。平場の壁面では加工肉を24尺で展開。

 円安の影響は多少あると思うが、ロピアの商品政策の基本は「国産牛、国産豚、国産鶏」である。国産が主体で自社ブランドを持つ強みがあるのか、売場では円安の影響を微塵も感じない。

 広告の品の売れ行きは好調で、その勢いは止まらない。調査週の牛肉は、みなもと牛の「ロースステーキ用」(100g当たり399円)、「ステーキ用切り落とし」「焼き肉用」(同499円)、「黒毛和牛肩ロース薄きり切り落とし焼き肉用」(同399円)、輸入牛では米国産の「プレミアムアンガス牛肩ロースステーキ用」(同199円)を展開していた。国内外問わず、ロピアの商品調達力には驚く。

 豚肉の定番は国産三元豚をベースに構成。柳津店の精肉作業室から納品される「国産三元豚バラブロック」(同169円)などを訴求するほか、店内加工のメキシコ産「豚バラブロック」(同119円)などの輸入豚も取り扱う。

 鶏肉は店内加工で「みなもと鶏ささみ」(100g当たり49円)、「みなもと鶏モモ肉」(同69円)などを超低価格で提供。売場では「安い」というお客のささやきが聞こえてくる。

 販促に力を入れているのが味付け肉だ。広告商品として「みなもと牛プルコギ」(同259円)、「牛サガリ味付けステーキ用」(同189円)、スペイン産「豚バラ味付けサムギョプサル用」(同119円)、「みなもと鶏肩小肉味付け」(同89円)と幅広く扱っている。

 価格も値頃で購入者も多く、商品づくりも熟練を感じる。やはり「肉のロピア」であり、生鮮ゾーンの核としてお客を引き付ける魅力がある。

 後編では日配・加工食品などの売場を見ていきたい。

(店舗概要)
所在地  愛知県半田市旭町4-8
開店日  2024年6月20日
売場面積  約560坪(歩測)
営業時間  9:0019:00
駐車台数  132
アクセス  JR武豊線東成岩駅徒歩約5
競合店   ドン・キホーテ半田店、イオン半田店

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